氷河性地殻均衡調整

Glacial Isostatic Adjustment

News

2024年9月28

国立極地研究所一般公開『極地研探検2024』に参加しました.

2024年9月17

那須高原にて『グローバル南極学・パレオ班』『基盤S』のキックオフ集会に参加しました.

2024年9月11日

北海道大学低温科学研究所にて開催された『グローバル南極学』のキックオフ集会に参加しました.

2024年9月10日

日本地質学会第131年学術大会(山形)に現地参加し,ポスター発表を行いました.

2024年8月18日

SCAR OSC 2024 (南極科学研究委員会)(チリ・プコン)に現地参加しました.

2024年8月18日

GIAと南極重力場変動(GRACE)に関する共著論文がJournal of Geodynamicsに受理されました!

2024年6月24日

AOGS2024(平昌)に現地参加し,招待講演を行いました.

2024年6月24日

極地研のウェブマガジン『極』に解説動画(リンク)がアップされました.

2024年6月17日

学術変革領域(A)『グローバル南極学:大変化する氷床と地球環境をつなぐ』のメインページ(リンク)が公開されました.

2024年4月30日

ホームページを開設しました.

研究について

GIAとは?

私たちは,地球温暖化に伴う氷床の変動メカニズムの解明を目指しています.その一環として、氷河性地殻均衡調整(glacial isostatic adjustment: GIA)モデルを用いた研究を行っています.

GIAモデルとは,過去の氷床変動による固体地球の変形過程を理論的に計算するモデルです.氷床が成長すると地殻は沈降し,氷床が融解すると地殻は次第に元の位置に戻ろうとする粘弾性応答を示します.このGIA過程を考慮することで,観測された高度や重力の変化から,氷床質量の変動量や地球内部の粘性を精度よく見積もることができます.

現在,南極大陸の中心部に位置する東南極氷床に注目しています.この氷床は安定していますが,最近の観測で変動のシグナルが現れ始めています.私たちは、GIAモデルを用いて過去数十万年間の氷床・地殻の変動履歴を再現し,現在観測されている変動を正確に評価することを目指しています.

GIAモデルの構築には,地殻の粘性率などの不確定なパラメータが多数含まれます.そこで,GNSSなどの測地学的な情報や過去の海水準の指標となる地質データなどを組み合わせて,モデルの最適化を行っています.

最新の研究では,東南極氷床の一部で過去に急激な融解が生じたあとに再拡大があったことを突き止めました.このGIAモデル研究を通じて,氷床変動の将来予測の高度化に貢献できればと考えています.

研究成果

研究成果など

  • 2024年12月05日 極域科学シンポジウム(立川)で発表予定
  • 2024年11月29日 地球環境史学会(立川)で発表予定
  • 2024年9月10日 日本地質学会(山形)で発表
  • 2024年8月19日 SCAR Open Science Conference(プコン)で発表
  • 2024年6月24日 AOGS2024(平昌)で招待講演
  • 2024年5月31日 JpGU2024でポスター発表
  • 2024年5月11日 学術変革領域研究(A)『統合生物考古学』研究集会で発表
  • 2024年4月18日 EGU2024で発表

共同利用を活用した共同研究を推進しています

データサイエンス共同利用基盤施設/国立極地研究所の共同利用のしくみを活用できます

大学院生・ポスドク研究者・共同研究を歓迎します!

一緒に研究を進める大学院生・ポスドク研究者,また共同研究の提案など,常時歓迎しています!

研究室訪問も随時受け付けています!(旅費のサポートもあり.詳しくはリンクを参照)

以下のリンクよりお問い合わせください.ご遠慮なく!気軽にどうぞ!

奥野淳一, 東京都立川市緑町10−3 情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設/国立極地研究所
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